みをつくし料理帖「天の梯」

みをつくし料理帖「天の梯」
昨日、書店をぶらついていたら見つけた。高田郁氏のみおつくし料理帖シリーズの最新刊「天の梯」。2ヵ月ほど前に出ていたらしいが知りませんでした。手に取ると「完結!」とある。えぇ~!と思いながら早速購入して急いで帰宅。正味半日ほどで一気に読了。

話が出来過ぎなどと野暮な事は言いません。話の筋の9割以上は見えていたのも事実。しかし、爽やかな涙を流しました。読みながら、筆者風に言うならば「双眸(そうぼう)」が潤みっぱなし。時代小説の間口を広げる作品として、時代小説に興味の無い人(私もそうだった)にもオススメできるでしょう。読んでいると無性に和食が食べたくなるし、私なんかは妙に日本酒が飲みたくなるのです。今晩は錫(すず)でできた愛用の「チロリ」にぬる燗で一杯でしょう!銘柄は私の場合、灘のお酒である「剣菱(けんびし)」で決まり。旨い不味いという味の話は別として、若く多感な頃の思い入れがありますので。剣菱への思い入れについてはまた別の機会に。

食は人の天なり。素晴らしい。


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