経済は感情で動く

経済は感情で動く
訳者の選択ミス、ということでしょう。

マッテオ・モッテルリーニの「経済は感情で動く/はじめての行動経済学」を読了。その感想はひと言、面白くない。というか、この本は読み進めるのに苦痛を感じた。自分の頭の悪さを疑いつつキーワードを拾い読みしながら進めるが、イマイチ頭に入ってこない。この違和感は?気付く。そう、翻訳がダメダメなのです。経済学自体に無知なうえに著者がウイットを効かせるために触れる様々な話題に対する知識にも欠けることは、訳者自身が本の後書きで認めていた。そりゃ、ダメなハズだ。小説にしてもビジネス書にしても、こういう駄目な翻訳もよくある。翻訳書の良し悪しは、翻訳者のレベル負う部分が大きいですね。

全く消化不良な読後感なので、行動経済学の本をもう1冊発注しました。先日の日経新聞で連載記事を書いていた大阪大学の池田新介教授による「自滅する選択/先延ばしで後悔しないための新しい経済学」。得意のAmazonのマーケットプレイス。定価1944円が中古本ですから送料込で約半額。しかも、昨日発注して今日には届く。素晴らしき哉、Amazon。日経新聞の連載を深掘りした内容が予想されるが、それなら面白そう。今週末にお口直しに読むのを楽しみにします。


タグ :書評経済学

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