町山智浩「トランプがローリングストーンズでやってくる 言霊USA2016」

町山智浩「トランプがローリングストーンズでやってくる 言霊USA2016」
アメリカ大統領選イヤーとなればやはり町山智浩は欠かせません。Amazonで予約していた「トランプがローリングストーンズでやってきた 言霊USA2016」が届いたので早速読んだ。これは町山智浩が週刊文春で連載する人気コラムを単行本化したもの。このシリーズも4冊目となると若干のマンネリ感は漂いつつあるが、サブカル好きとしては今回も相当楽しめました。

記憶にまだ新しい共和党予備選でのエピソード。ドラルド・トランプとテッド・クルーズの下劣な争いがエスカレート。トランプの妻メラニア夫人のヌード写真がネット上でばらまかれる。怒り狂ったトランプが同様の報復を宣言すると、クルーズは「Sniveling Coward(泣き虫の卑怯者)め!」と反撃。それを町山は「Sniveling Coward」なんて子供のケンカ以外では聞かない言葉だよと切り捨てる。日本なら「お前の母ちゃんでべそ!」みたいなものか。それが超大国のトップを決める選挙で公然と行われている。

モノゴトの本質は末端に表れる。サブカルチャーに投影されたメインストリームの本質を洞察する町山の視点が相変わらず秀逸。当社のメールマガジンで「TUBOJUNコラム」と題した駄文を垂れ流している身としては、町山の優れた観察眼とシニカルをユーモアで包んだ鋭いツッコミは理想。我が心の師。しかし、師の専門分野である映画に私は疎過ぎる。ということで最近、帰宅後は晩酌をしながらAmazonのプライムビデオで映画を毎日1本観ることを自らに課して勉強中です。少しでも師匠に近付くために。

ところで、Amazonの有料会員向けサービスである「プライム」はVideo、Music、Photoとサービスが充実してきて結構活用しています。プライムを解約することはもう考えられません。すると必然的に買い物をするならまずはAmazonでと、Amazonに対するロイヤリティも高まる。翻って当社もプライムみたいな有料会員向けの特典やサービスが出来ないものか?年会費10万円でコンテナ利用3回まで無料とか。そんな感じで他業界で先行するサービスを如何に取り入れ可能か?などと考えを廻らすのは楽しい。


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