日向ぼっこで書評欄

日向ぼっこで書評欄
自宅のウッドデッキで日向ぼっこをしながら新聞を読む。穏やかな陽気で、外の方が暖かい。

新聞の書評欄を読むのが好きです。私は日経新聞と静岡新聞の2紙を取っていますが、両紙ともに日曜日は3ページに渡る書評欄がある。水曜日の日経新聞夕刊の書評欄もカジュアルでいいが、やはり少々カタめの日曜朝刊の書評欄の方が好きです。

今週の気になった一冊はベン・マッキンタイアー著「英国二重スパイ・システム~ノルマンディー上陸を支えた欺瞞作戦」というノンフィクション。書評を読んでいて知的好奇心が大いに湧き立つ。しかし、惜しむらくは2835円という価格。ちょっと手が出ません。Amazonのマーケットプレイスで中古本が出品されるのを待つとしますか・・。


ところで、日本国内の出版業界のマーケットは意外に小さく、昨年で1兆7400億円ほど。そのうち半分強は「雑誌」であり、「書籍」に限ると8000億円ほどと更に小さくなる。この地の雄であるスズキの昨年度の売上高が連結で2兆5800億円。単価の違いも当然あるが、出版業界が寄ってたかってもスズキ1社の7割にも及ばない。出版業界も15年ほど前はスズキの売上高と同程度であったが、年々減り続けている状態。特に「雑誌」に至ってはスマートフォンの普及に伴いインターネットの「タダ」の情報にマーケットを奪われているのでしょう。このまま出版業界は先細りとなり続けるのか?アナログな「本」が好きな者にとっては少々寂しい数字です。

ちなみに、業界別の市場規模を視覚的に捉えるとものとして「市場規模マップ」というものがあります。見ていると結構面白い。

 市場規模マップは、コチラ

マップをつぶさに見てみると気付く。風俗産業(5.7兆円)は出版産業(1.7兆円)の何と3倍以上の規模があるんですね!それも意外です。



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