
スルガ銀行が取引先に限定的に配布している卓上カレンダーを今年は会社のデスクに置いています。ベルナール・ビュフェというフランスの画家のもの。直線的な画に特徴がある。スルガ銀行のオーナー家がこの画家の作品の収集家で、駿東郡長泉町にあるベルナール・ビュフェ美術館も運営しているのだとか。

私は机の上がゴチャゴチャするのが嫌いで卓上カレンダーは使っていませんでした。特に頒布品のヤツ。しかし、この卓上カレンダーはお気に入り。六曜も無い。書き込むスペースも無い。余計なものが無い。それが良い。どうせ常に目に触れる場所に置くなら実用一辺倒より感性に訴えるモノの方がいい。

ところで、私が
敬愛する作家開高健。後年は釣りのイメージが強いが、若い頃は美術に対しての批評も多く残している。その中でビュフェを「凡庸で過大評価されている」(の様な感じの表現だった思うが、うろ覚えであり正確ではない)と酷評する文を目にした記憶がある。そこまで悪くないと思うのに。好き好きということで。