季節感の到来と喪失

季節感の到来と喪失
今日は朝から雪が降りそうな空模様。当社は山間部の手前に位置していて、間近な北の空は真っ黒な雲。暖か過ぎた冬にあって、沁みるような寒さと共にやっと「季節感」という風情を目の当たりにすると、何だか逆に嬉しくなります。

昨晩は当社の経営会議。その中で12月の売上に関しての話が出た。年末とゴミ・片付け・掃除といった連想通り12月は当社の書き入れ時。しかし・・。10年前を100として、以降10年間の12月の売上を時系列で比較してみる。

 平成28年  77
 平成27年  80
 平成26年  78
 平成25年  81
 平成24年  81
 平成23年  89
 平成22年  84
 平成21年  96
 平成20年 111
 平成19年 100

平成20年にピークとなり、その直後に大きく落ち込むのは、いわゆるミニバブルからリーマンショックに至った時期。そんな一時的要因を均してみると、一貫して逓減傾向にあることは明らかです。営業的云々、マネジメント的云々という自助努力によるものより、これは年末だからという「季節感」の喪失が最大の要因と私は考えます。

一方、通年での売上が落ち込んでいる訳ではありません。つまり平準化している。古くからの社員は12月に対していまだ特別なイメージを引き摺り、12月と聞くだけで浮足立ち、空騒ぎする姿を目にする。実際は直近のピークから3割減り、その傾向は今後も続くのでしょう。だとすれば、それに合わせた発想の転換が必要かも。


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