必要な御節介

必要な御節介
これはある金融機関から取り寄せた個人型確定拠出年金の加入キット。当社を退職したり雇用形態の変更により企業型確定拠出年金の資格喪失をした人が、個人型確定拠出年金に移管・加入するためのものです。確定拠出年金は運用の指示も資産管理の手続きも自己責任。その書類は本来自分で記入作成するものですが、私たちはそのサポートもやっています。仕事としては過剰サービスかもしれません。しかし、必要な御節介と考えて続けています。

実際この加入キットを見ると、私たちのようにそれを仕事としている人なら分かるが、それ以外の人にとっては相当ハードルが高いものだと感じる。個人型に加入せずとも企業型の資格喪失後の手続きは分かりにくく面倒。それが故に大半の人は放置する。資格喪失後の手続きを6ヵ月間しないまま放置すると、自分の資産が国民年金基金連合会に自動移管される。すると様々な手数料が引かれるため資産が比較的少額場合は実質的に没収という状態になる。そのように国民年金基金連合会に自動移管されるケースは7割に上ると云われている。当社に限った話ではなく全国的な話なのです。

もらえるハズでもらえない企業年金。第二の「中に浮く年金問題」。それを解決するには少なくとも資産管理の手続きに企業が介在出来る余地を認めるべきでしょう。今は御節介の範囲でやっていることを。


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