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備忘録として、最近読んだ本。

ストックしてある米原万里の中からまた一冊「ガセネッタ&シモネッタ」。米原女史らしい洒落っ気と毒気の効いたタイトルが良い。先に読んだ「
不実な美女か貞淑な醜女か」が濃厚な通訳論であったのに対して、こちらは少し軽めな言語論。とはいえ散りばめられる言葉の数々には、言語を通してモノゴトの真理を洞察する味わいがある。
「『中庸』とか『中道』と言うと、まず何はさておき、『極論を排し』と思われがちだが、本来は、むしろ極限の偏りをことごとく取り込んだ過酷にして懐の深いスケールの大きいものではないだろうか。それが、『中途半端』との本質的な違いだと思う・・。」
ある政治家が立場を明確にしない中途半端な発言を、自ら「中庸」「中道」という言葉を用いてプラス・イメージに我田引水しているのを評してのコメント。素晴らしい。中道(中庸)というと仏教が説く悟りの概念としても知られるが、単に偏らないということではなく、本来こういうことではないだろうか。
ところで、米原女史は「1日に7冊本を読む」とどこかで発言していた記憶がある。もちろん毎日ではないだろうが。この本の中でも「最近は通訳以外にも原稿執筆の仕事が増えて月に20冊くらいしか本を読めなくなった」と嘆じている。いやはや。「時間が無い」と口にすることは何事に於いても単なる言い訳だと深く恥じ入る次第。