新入社員の入社前通信教育がスタートしました。

1回10ページ前後のテキスト。それが6回ですから合わせても60ページほど。僅かな分量ですが、その中に数十年に渡る社会人生活をより充実したものにする為の全てが詰まっています。例年通り教材はエスエスブレーン(@中区曳馬)のものを使用しています。
初回の2ページ目に「本を読む」とアドバイスがある。

私が某金融機関の新入社員だった20数年前、OJTのテキストには更に具体的な指示があった。「給料の3%分の本を読む」と。若手社員の頃の給料の3%というと5~6千円くらいか。それを余計な出費と考えるか、当然の出費と考えるか。さて、あなたはどちら?
月に5~6千円。ちょっと遊びに行けば訳無く使ってしまう金額。若手と呼ばれる期間を過ぎ10年経ったところで振り返る。そこには決して埋めることの出来ない差が生まれている。積み重ねられた差。新入社員諸君、そういうものです。何故なら私も無作為に10年を過ごし、その埋められない差を悔いた一人ですから。