年金問題のリアリズム

年金問題のリアリズム
定年とか年金とか言われてもまだピンと来ないなぁ・・。

先日、ある信用金庫の担当者との会話。年金に関する資料を持参して来たので年金に関するハナシ。「年金は積み立てではないのです」と言う担当者に対して、「年金は仕送りでしょ」と答える私。すると、「仕送りって分かりやすい考え方ですね~!」と褒めて頂く。ありがとうございます。

そう、公的年金というものは「仕送り」なんです。しかし、それは世代間の仕送りであり、家族間の仕送りではない。子供がいても、いなくても、何人いても、受け取る年金には関係無い。世代間の仕送りに対する貢献度は反映されない。結婚するとか、子供を持つとかは価値観として様々であることは認めるにしても、こと金銭に限れば子育て世代の割が合わない。3人の子供を育てる親として、そう思う。

少子高齢化による人口減少は日本にとって切実であって最大の危機的問題。であっても、いまだにリアリティを持って語られている気がしない。日本人は抽象的な思考に弱みがある。だとすれば、子供を育てた数によって将来受け取る年金の額が変わるというのはどうか?少子高齢化問題に対する貢献度に応じた金銭的インセンティブ。それって、暴論か?しかし、その位の露骨さが無いとリアリズムを持たない。「仕送り」が「先送り」のままでは何ら解決されないと思うのですね。


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