昨日は取引金融機関である清水銀行の企業説明会でした(@ホテルオークラ浜松)

説明会資料の表紙は清水銀行の通帳の表紙と同じイラスト。三保の松原を含む富士山が世界文化遺産に登録されたこともあり、それをデザインしたイラスト使っていることをアピールしているようです。ところで、このイラストはイラストレーターの柳原良平氏によるものだと知っていました?

柳原良平氏といえば有名なのはサントリーのウイスキー「トリス」のCMキャラクター「アンクルトリス」の生みの親であること。柳原氏自身も元はサントリー(当時は寿屋)の社員であり、同社の宣伝部在籍時にアンクルトリスのイラストを制作したのです。

そして同じ時期に同社宣伝部でコピーライターとして柳原氏と共にアンクルトリスを生み出したのが私が敬愛する作家の開高健。柳原良平画伯のイラストと巨匠開高健のキャッチコピーという才能の融合が傑作広告を生み出したのです。広告を文化にまで高め大衆の心を揺さぶった。今から50年ほど前の有名なハナシ。素晴らしい。
そんな訳で「ちょっと地味かな?」と思っていた清水銀行の通帳デザインに強烈な親近感が湧き一気にファンになるのです。私って何て単純!さて、今日はサントリーの「トリスハイボール」でも買って帰ることにします。そして、家でじっくり飲んで寝ることにします。
「人間」らしくやりたいナ。