儀礼的なるもの

儀礼的なるもの
来年の会社カレンダーが決まったため、「時間外労働・休日労働に関する協定届」と「1年単位の変形労働時間制の協定届」を作成しています。全部の事業所の分やグループ会社の分も作成し、配布する手配まで含めると結局ほぼ1日仕事になってしまった。やれやれ。

労働基準法第36条に基づく「時間外労働・休日労働に関する協定届」は、いわゆる「36(サブロク)協定」と呼ばれ、労働法規の中でも最も有名な存在。私も社会人1年目の頃、組合担当の先輩から教えられ、意味は理解せずとも名称だけは覚えた記憶がある。

しかし、最も有名な存在(ルール)でありながら、極めて形式的な存在。時間外の上限超えなんて割と当り前でしょう。未払い残業に関しては厳しいが、(電通みたいに)過酷過ぎるケースを除き、払ってさえいれば協定の上限を超える残業時間は然程問われないし。程度と常識の問題であり、儀礼化している。この法律が成り立ちとは既に時代も社会通念も変わった。



お世話になっているみずほ銀行さまからもらった。
儀礼的なるもの
みずほ総研のエコノミストによる「経済がわかる論点50 2017」という来年の経済展望を語る本。ありがとうございます。

しかし、悲しいかな、トランプ大統領なんて想定して書いてないだろうし、大統領選後のトランプ相場なんて夢想だにしてないだろうし、OPECの減産合意により原油は上がっているし、と前提が変わり過ぎて「痛い」感じ。申し訳無いが読む気が・・。まあ、そもそものところ私は、エコノミストの類なんてその時々の世相に流される後付けの理屈を語るのが上手な人種だとしか思っていませんが。

「長期的に見ると、われわれはみな死んでしまう。嵐の最中にあって、経済学者に言えることが、ただ、嵐が遠く過ぎ去ればまた静まるであろう、ということだけならば、彼らの仕事は他愛なく無用である」(ケインズ『貨幣改革論』)



と、難しいハナシはやめて。今日の曲はファルコの「Rock Me Amadeus」

1985年発表の世界的大ヒット曲。当時中学生だった私にとっては、この趣向に富んだビデオクリップと「アマデウス、アマデウス~」というサビが印象的に残る曲でした。

しかし、改めて聴いてみると、ヒップホップという言葉が世間に知られる前に、ファルコは滅茶苦茶カッコいいラップを演っていた。当時はそれが分らなかったんだな。先ほど職場のFMラジオから流れるのを聴いて再認識。その備忘録として。


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