南米ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領から学ぶ「足りるを知る」ということ

南米ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領から学ぶ「足りるを知る」ということ
一昨日(9日)に当社のメールマガジンVol.10を配信致しました。皆さまご覧になっていただけたでしょうか?私が受け持つ「TUBOJUNコラム」は「足りるを知る」と題し、引越しという時節の話題から始めて、断捨離という考え、鴨長明の方丈記、南米ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領の言葉と展開してみました。ご意見ご感想ご批判ご叱責などなど何らかのリアクションがあればなお嬉しいです。興味のある方はこの記事の下にある「バックナンバーはコチラ」から是非どうぞ読んでみて下さい。

ところで、コラムの中で触れたムヒカ大統領。ご存知でしたでしょうか?個人的には以前から機会があれば何処かで紹介したいと考えていた人物。コラムの原稿を書き始めたら何となく話が繋がって紹介することが出来たのが嬉しい。そこで引用したのは国連主催の2012年のリオ会議(環境と開発に関する地球サミット)で同大統領が演説した中での言葉。国連加盟国193カ国の最後、ムヒカ大統領は各国の参加者が去り聴衆がほとんどいない中に登場。しかし、その衝撃的な演説がネット上で話題となり、後に英BBC放送が「世界最貧で最高の大統領」と紹介する番組を制作したほど。

ますはその演説を見て欲しい。

ムヒカ氏は南米の小国ウルグアイの大統領。大統領の報酬月額25万ウルグアイペソ(約115万円)の9割近くを社会福祉基金に寄付し、月に10数万円のお金で生活している。所有する資産は郊外の農村地帯にある自宅農場と1987年製のフォルクスワーゲンビートル1台のみ。クレジットカードや銀行口座も持たず、公務の合間にトラクターに乗って畑仕事と養鶏をして暮らしている。そんな清貧ぶりが世界中で評判を呼び関心を集めているのです。60年代には極左ゲリラ組織を結成していた元闘士。銀行襲撃や政治家誘拐により14年間服役していた経歴もあるが、そんな面影を全く感じさせない好々爺ぶりから「ペペ」の愛称で国民に親しまれ人気も高いという。

「ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、この惑星はどうなるのでしょうか?呼吸をしていくための十分な酸素は残るでしょうか?」

「西洋の豊かな社会が行っている『傲慢』な消費を世界の70億から80億人もの人々が行うための資源はこの地球に存在するのでしょうか?」

「なぜ我々は、このような社会をつくってしまったのでしょうか?」

「貧乏な人とは、少ししかモノを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

素晴らしい。


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