先人に思いを馳せる

いつだったかの静岡新聞に、浜北区の歴史愛好家グループが区内に残る古い石仏や道標を調査し冊子にまとめた、という記事が出ていて実は気になっていた。
先人に思いを馳せる
4月1日から市民ミュージアム(@浜北文化センター)でパネル展示と販売会を行っていると知り、昨日の仕事帰りに立ち寄り、「路傍の神仏と道標」を早速購入。1冊1000円也。
先人に思いを馳せる
帰宅してパラパラとページをパラパラとめくってみる。犬の散歩の通り道にある地蔵堂も出ていた。浜北地域職業訓練センターの東側、遊具が置かれた小さなお宮のような場所。遊具があるので子供たちはここを通りたがるのです。何だろうな?とずっと気になっていました。この本によると、「於呂地区の埋葬墓地が市営火葬場の設置により不要となり、関係者の同意を得て、遺骨を収集しこの塔に納め諸霊を供養する」ということらしい。由来が分かった。面白いですね~。
先人に思いを馳せる
自宅のすぐ裏にあるお寺「慈眼寺」も出ていた。「袖ヶ浦三十三観音霊場」の三十番札所の一だと紹介されていました。知りませんでしたね。そもそも「袖ヶ浦三十三観音霊場」というのも。今から200年ほど前、中瀬村のある人が西国三十三ヶ所霊場を巡拝した時にその地の砂を持ち帰り、この近隣で1日の内に巡拝出来るように観音像を安置すれば誰でも気軽に参拝できるとして発案されたのだとか。「袖ヶ浦三十三観音」の名称の由来は不詳。へぇ~、と。

私はもともと歴史好きというタイプではありませんでしたが、最近、古いものに興味を持つようになった。メジャーな歴史モノより、日常的な空間にある古きものを見て、先人に思いを馳せる。私も歳を食ったということでしょうか?この本を手に、自転車でポタリングしてみたら面白いかも。



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