今日は金曜日。
その金曜日にちょっと楽しみにしているのが、日経新聞の朝刊に隔週で掲載されているキング・カズ(三浦知良氏)のコラム「サッカー人として」です。余談ですが、木曜日の朝刊に掲載されている元プロ野球選手の豊田泰光氏のコラム「チェンジアップ」も野球人の視点から社会を鋭く見つめていて秀逸。両方ともオススメです。
内容的には、はっきり言って毎回割と似たかよったかの論調。でも、カズ選手と同じくらいの年代の私としては、読むと勇気づけられ力が湧く。もっとも、年齢を理由にせず一生懸命みたいな話が多いから、本当に若い人にとっては逆につまらないかも。
そのコラムを過去5年分まとめたのが、この本。
「やめないよ」ってストレートなタイトルがいいですね。
サッカー選手というより人間としてカズ選手のファンである私。当然、買いに行きました。個人的に面白いと思ったのは、ファッションを始めとするこだわりについて語る「基本を押さえて楽しむ」とか、日本人とブラジル人のメンタリティの違いが良く分かる「ブラジルを鏡に考える」とか、イチロー選手との思いがけない遭遇を紹介した「うれしい激励を、力に」とかかな。さらりと読めるので、興味ある方はぜひ。
最後にどうでもいい話。
キング・カズ選手(67年)と私(71年)は誕生日が同じ。2月26日です。自慢する気は全くなく、むしろ、人間としての器が余りに違い過ぎて恥ずかしい(当たり前過ぎて比較すること自体がナンセンスですが・・)。前向きなバイタリティに溢れるキング・カズ。願いが叶うならばその謦咳に触れ、その人間の大きさにあやかりたい。